Season8 Act1 帰還

• ・ロスチェスト地域に底なし坑道ダンジョンが追加されます。
• ・「半分の勝利」アクトクエストをクリアすると入場出来るようになります。

記憶の地の下には地下につながる巨大な行動がある。
その昔、この地域だけで採れる血色の鉱石を採掘していた場所だ。
今は突然現れた怪物たちを避けるため、着の身着のままで街を出た人々の残した物が遺骸のように放置されている。
坑道の鉄道を辿ってグリムシーカーの痕跡を追っていた冒険者たちは、正体不明の偽装者と遭遇することになる。

謎の偽装者

「そうすればお前を捨てた神が哀れに思ってくれるとでも?」
彼は飛び掛かる偽装者の爪を腕で防ぎながら、歯を食いしばった。
身体を覆っていた鎧は、すでに紙切れのように破れて地面に転がっている。

「わざと怪我をして人目を引こうとする子供のようだな。」
傷を負うほど、耳に飛び込んでくる幻聴が力を増す。
今や、耳元で囁く生々しい息遣いを感じるほどだった。

彼は残る力を振り絞り、盾で偽装者たちに思い切り体当たりをした。
強くぶつかった壁面の立てる音が、洞窟の中にこだまする。

「黙れ、アスタロス。」
固く閉ざされていた口が開き、憎悪に満ちた声が流れ出た。
幻聴は耳障りな笑い声と共に少しずつ遠ざかって行った。

頭の中に響いていた声が静かになると
彼はしばし自分が戻って来た道を振り返り、
どれだけ深いのか見当もつかない坑道の中へゆっくりと歩を進めた。

偽りのキルシュ (Kirsch, the Untrue)

キルシュは一時、教団に所属するプリーストだった。
彼が生まれ持った筋力と神聖力は、闇の中で生きる者たちにとっては恐怖の対象であり、
神の懲罰の代行者として偽装者を見つけ出し、抹殺することに生涯を捧げた。

絶え間ない修練で自らに鞭を打ったが、
身体に刻まれた偽装者たちの爪痕が増えるほど、キルシュの心には次第に陰が落ちていった。
「我らは彼らと何が違うというのだろうか?」

神の痕跡を探すために教団を離れたキルシュが、その旅で何を見たのかは分からない。
ただ確かなのは、グリムシーカーに出会った彼が自分の過去のすべてを偽りだったと感じ、否定するようになったことと
彼の手が坑道の闇の中で光を放つことは決して無いということだ。

鋭いカシャサ (Cachaca, the Sharp)

初めて偽装者の力を手に入れた時、カシャサが感じたのは解放感だった。
もうガチャガチャと鳴る鬱陶しい金属を体に隠さなくても
好きな時に目標を突き刺し、斬ることができるからだ。

彼は笑いながら素手で敵に近寄り、
突然体から生える刃で司祭たちの依頼通りに命を奪っていった。
カシャサの変化した姿を見て怪物と呼ぶ者もいたが
彼は自分の人生が少し楽になったと考えるだけで、特に気に留めてはいなかった。
もしかしたら、彼の心が完全に闇に閉ざされないのは、こんな肯定的な性格のせいかもしれない。

底なし坑道 - ダンジョン情報

• ・ダンジョン入場レベル: 98レベル
• ・一日入場回数: なし
• ・難易度: ノーマル / エキスパート
• ・エキスパート難易度はノーマル難易度よりも材料支給量及び装備ドロップ率が高く設定されています。
• ・抗魔力: ノーマル5168 / エキスパート5363
• ・疲労度: 固定疲労度8消耗
• ・パーティー: パーティー可能
• ・入場材料: なし

底なし坑道 - 基本報酬

• ・ダンジョンを進行すると獲得できる基本報酬です。

底なし坑道 - 特別報酬

• ・キャラクター別に、ダンジョンクリア時に最大10回まで支給され、その後もダンジョン進行時の基本報酬は毎回獲得できます。(毎日06時に回数初期化)

ノーマル難易度

エキスパート難易度