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Season6 Act5 任務開始

転職:トラブルシューター

2次覚醒:アンタッチャブル

果てしない敵の攻勢の中で、私は銃を持っていた。
銃声と爆弾音がするたびに、隣にいる仲間が一人、二人と倒れていく。

勝算が見えない戦闘だった。
中には、降伏するのが最善と言い、戦闘を放棄して逃げる者もいた。
しかし私は逃げることができなかった。
私には守らなければならない家族がいたから。私が逃げるわけにはいかないと思って堪えた。
やがて防御線が崩れ、敵は目前に迫った。
私はもうお終いだと思って目を閉じた。その時、後ろで誰かが叫んだ。

「伏せろ! 」

私は反射的に身を伏せた。
強烈な爆発音、拡がる火薬の匂い、聞こえる敵の悲鳴に私は頭を上げた。
目の前で、先程まで私に向かって来ていた敵が体に火をつけたままのたうち回っていた。

私は声が聞こえた方へ顔を向けた。
そこには信じられないサイズのショットガンと剣を持った男がいた。
彼の顔は数多くの戦闘を経てきたことを示す細かい傷痕だらけだったが、恐ろしくはなかった。
結い上げた髪はあまり似合っていなかったが。

彼は私に近付き、肩をたたいて言った。

「これじゃあ、追加料金をもらわんとな。
もちろん私が遅れたのも悪かったが、とにかくよく堪えてくれた。
もう安心していいぞ、戦いはもう終わる。」

彼は豪快に笑った。こんな状況で笑えるなんて。私は呆気に取られた。
そして彼は私に逃げるなら今だと言いながら、背中をたたいた。私は逃げなかった。
なぜか、彼なら本当に戦いを終わらせるだろうと思えたから、私は彼が戦うのを見たかった。

まもなく彼は戦闘を始めた。彼の銃が火を噴く度に、敵は秋の落葉のように倒れて行った。
程なくして、あの膨大だった敵の数が裸眼で確認できるほど減り、
戦況が不利になったことを悟った敵は逃げ始めた。
彼は敵が逃げるのさえ許さなかった。
彼が懐からスイッチのような物を取り出してボタンを押すと、無数の爆発が起きて敵を飲み込んだ。

その光景を見て、驚きを禁じえなかった。こんな戦いは見たことがなかった。
驚異的な戦闘能力も驚きだが、敵の行動半径を予想して退路に爆弾を設置しておくとは……。

戦いが終わった後、彼は黙々と装備を整備して去る用意をした。
彼に近付いて名前を聞いてみたが、彼は答えなかった。
縁があればまた会おうという一言だけ残し、彼は笑って戦場を去った。

戦場から帰った私は彼を追って各地の傭兵のたまり場を捜し回ったが
彼に会うことができなかった。
入手できた情報はただ一つ。
彼は一般的な依頼は受けず、特に大変な戦いだけを選んで処理する現存最強の傭兵だという事。

それから数年が過ぎた今、私はまだ軍人として戦場にいる。
また彼に会うだろうという期待を抱いて。もちろん敵に会うのは遠慮したいが。
もしまた彼に会えたら、あの時に言えなかった感謝の言葉を伝えるつもりだ。

戦争から生還したある兵士の回顧録より

【アラド戦記】ガンブレーダー2次覚醒「アンタッチャブル」プロモーション動画

スキル

スキル名

レベル

スキル説明

荒野の無法者

75

一部スキルの攻撃範囲と硬直度、キャスト速度が上がり、基本攻撃とスキル攻撃力が上昇する。

ヴァイオレントスマッシュ

75

多数の爆弾を前方に投げて剣を振るい、連鎖爆発を起こして敵に多段ヒットダメージを与える。

ザ・ナインバレル

80

多数の弾丸を装填可能な究極のショットガン ザ・ナインバレルで前方を射撃し、敵に強烈なダメージを与える。

インクレディブル

85

事前に設置したCTF地雷を爆発させて広範囲の敵を特殊火傷状態にした後、巨大爆弾インクレディブルを爆発させて敵に強力な追加ダメージを与える。