Season6 Act6 任務開始#2

ご報告いたします。
3週間前、「ザ・カンパニー」との交戦で発生した大規模エネルギー発生現象は当初の予想とは違い
「外部介入による結果」ではありませんでした。
彼らの取引及び交渉内容を綿密に検討してみましたが
一般依頼及び貴族との取引があっただけで、
広域制圧手段を持った戦闘部隊との接触は確認できませんでした。
現場に残った痕跡も「ザ・カンパニー」と味方のもののみ確認できました。
これは「掃除人」を雇って確認した結果なので、確かです。

つまり、
味方の敗北を決定づけた広域制圧手段は「ザ・カンパニー」によるものと見るべきです。
したがって今からは彼らがなぜそのような強力な力を手に入れたのか、
という点に焦点を合わせて報告を続けるつもりです。
それから、先ほどの「掃除人」が提出した資料であるこの残骸に注目してください。
分析した結果、多少改良されてはいますが、
数か月前にご報告した「ザ・カンパニー」のいわゆる「スペシャリスト」集団が
作った個人火器の一部であることが確認されました。
当時信頼性がとても低く実戦で使うには無理があるという評価によって
脅威度を論外としましたが、
交戦当時の時点で「ザ・カンパニー」の装備のうち劇的な変化を見せたのはこれだけです。

ええ。ご存知の方もいるかと思いますが「スペシャリスト」どもが作ったのは
最近発見された新エネルギーである「コア」を利用した兵器です。
放出は簡単ですが持続制御が難しいため危険物として扱われるコアエネルギーを
使うということ自体が保守的な「ザ・カンパニー」らしくない気はします。
しかし彼らが研究を止めていないということはこの残骸を見ても間違いないでしょう。
もし3週間前のあのエネルギーが研究の成果だとしたら、
私たちにとって最も大きな脅威になるかもしれません。

そのため、一刻も早く、
あらゆる手段を用いて彼らの研究成果を調査することを要請いたします。
報告は以上です。

―潰滅作戦中に奪取した敵の報告書から抜粋