アラド戦記 > イベント

Season7 Act4 フレイ=イシス

フレイ=イシス

背景ストーリー

フレイ=イシス

イシス=フレイと一であり、二を成す者。
光の果てに立ち、闇を呼び込む者。
「フレイ=イシス」

フレイが光を象徴し、生命を守護して豊かさを歌うとすれば、イシスは闇を象徴し、死を司り安息を歌った。
両者は一つの身を共有し、一方が目覚めれば一方が眠りについた。
フレイは目覚めると光を呼び、昼を創り出し、その光で生命を育んだ。
イシスが目覚めると闇を呼び、夜を創り出し、闇の中で命の尽きた生命に安息を与えた。
1日の半分をフレイが、残りの半分をイシスが司ることで、テイベルスは循環し、栄えていた。

しかし、両者の均衡は徐々に一方へと偏り始めた。
テイベルスの多くの者たちが光を司るフレイを慕い、これは信仰のように変わってフレイの時間を増やしていった。
均衡は崩壊し、昼が延びる。
そのため、安息につく生命よりも新たに生まれる生命の方が増えていった。

反対に、イシスの時間はどんどん短くなった。
安息につくべき生命が減り、それだけ彼の力は徐々に弱まっていった。
皆の記憶から忘れられるように、イシスは存在そのものを失いつつあった。

だが……
イシスは消滅の果てで、新たな心に目覚めることとなる。
憤怒と憎悪。
彼は体を支配してフレイに代わり、テイベルスを支配することを決めた。

そのことを感じたフレイは全ての力を使って誰もいない場所へ飛び去る。
イシスはその隙を狙って身体を支配する度に暴走を始める。
身体を手に入れるための戦いが繰り広げられ、周辺は吹き荒れる不安定な気運に巻き込まれ、粉々になった。
危機を感じたフレイは、イシスの名を三度叫び、体の外へ吐き出した。

最初の叫びでイシスの思念が身体から抜け出した。
二度目の叫びでイシスの骨と肉と羽が生じた。
三度目の叫びでイシスが翼を広げた。

イシスは徐々に空へと飛びあがり、自分を吐き出すのに全力を使い果たしたフレイを見ながらゆっくりと羽ばたいた。

最初の羽ばたきで全ての風が眠りについた。
二度目の羽ばたきで空の星々が姿を隠した。
三度目の羽ばたきで夜が訪れ、テイベルスを覆いつくした。

夜を呼んだイシスはフレイを攻撃する。
彼らの戦いは長い間続いた。
昼と夜が絶え間なく入れ替わり、これにより世界が混乱に陥った。
人々は巨大な混沌の中で、恐怖に染まっていく。

そうして数日。
いつの間にか夜は去り、昼だけが存在していた。
フレイが勝利を収めたのだ。
フレイは地面を開き、最も奥深い場所にイシスを埋めた。
イシスはこうして永遠の夢の中に捕らわれ、永い時を夜よりもさらに深い闇の中で過ごすことになる。

ある日。イシスは自らを捕らえていたフレイの力が消えたことに気付き、一息で地面の上に這い上がった。
今度こそ決着をつける時が来た。そして体を吸収し、完全に一つとなるのだ。
だが、テイベルスのどこを探してもフレイは見つからない。

その代わり、宇宙のどこかに彼の存在を見つけ出した。そして、少しずつ近付いていることも感じた。
元々一つだったから、そしてまた一つになるはずだから分かる、本能のような引力。
イシスはゆっくりと翼を広げる。
もう一人の自分と対峙するために。

金翅獅トリトゥラ

金翅獅トリトゥラ

テイベルスの東と西をつなぐ風の道の守護者、金翅獅トリトゥラ。
鋼鉄の翼で空を切り裂き、鋭い爪で敵を滅する。
黄金に輝く鱗は守られる者たちにとっては希望、対峙する敵にとっては絶望の象徴だった。
ためらうことのない勇猛さの前で、敵は恐れに震えてひざまずいた。
守られる者たちは安心し、金翅獅の名を称えた。
トリトゥラの勇猛さはフレイが黒いかけらと共に消えた後にも変わらなかった。
むしろ、恐れのない眼で前に立ち、人々を見渡して叫んだ。
「あの方が戻られるその日まで、我が爪が皆を守るだろう!」
ちょうどその時、不気味な風が吹いて来た。
トリトゥラは一気に飛び上がり、風が吹いて来た方向を睨みつけた。
「この風はただの風じゃない。私の出番だ。」
人々がその不吉さに恐れをなし、彼を引き留めた。
だが、彼の迷いなき勇猛さに、引き下がるしかなかった。
その代わり、トリトゥラは十日後に戻ると約束して飛び立っていった。
十日が経った。
さらに十日が経った。
皆のために風の道に乗って飛び上がった金翅獅は戻ってこなかった。
彼が守っていた風の道からは、ただ不吉で不気味な気配だけが溢れ出していた。

星の守護者ゾディアック

星の守護者ゾディアック

テイベルスの最も深い空に、ある存在があった。
黄金に輝く空で体を動かして星座を作り、空の下のすべての者たちに道を教えた。
空を飛ぶ者たちはその道に従って飛び、海を旅する者たちはそれを道しるべに海を進んだ。
そのおかげで広大なテイベルスで誰一人道に迷うことがなかった。
皆が柔らかな手で導いてくれる存在に感謝し、星の守護者ゾディアックと讃えた。
だが、テイベルスに紫の雨が降った日。
空が闇に染まってすべてを覆い隠した時、ゾディアックの姿も消え去った。
ゾディアックは紫の雨が止んでも再び姿を現すことはなかった。
星座が消えると、黄金に輝いていた道も姿を消す。
空と海が荒れ狂い始めた。
道に迷う者が現れ、命を失うこともあった。
皆がゾディアックを切実に求めたが、ついに姿を現さなかった。
テイベルスの秩序が崩壊する。
皆がその場に立ち尽くし、遠くへ行くことを避けるようになった。
永い時間が経ち……ゾディアックが突然人々の前に現れた。
だが、以前とは違って濁った気運に染まった姿で。
黄金に輝いていた空を黒く染め、人々を導いていた力で周辺を飲み込んだ。
テイベルスは再び混乱に陥った。だが、ゾディアックは止まることなく黒い星座を作り続けた。
皆ではなく、たった一つの存在……フレイ=イシスのために。

クムロニンブス

クムロニンブス

彼女は永い眠りから目覚め、テイベルスの空へ飛び上がり、そこに留まった。
白い雲を安息所とし、乾いた場所を見つけては雨を降らせて祝福をくだした。
祝福は大地を過不足なく濡らして常に潤していた。
それはテイベルスの生命の源泉となった。
全ての生命がこうして生まれ、生きられるようになった。
フレイは水から飛び上がり、彼女に会って感謝を伝えた。
ルフソンは彼女のために歌を歌い、讃えた。
皆が永い眠りから目覚めて祝福を下す古代精霊の献身に深い感謝を示した。
彼女は喜んでその全てを受け入れ、永遠に祝福を下すことを約束する。
そうして多くの歳月が流れ、テイベルスは平和で豊かな黄金の星となっていた。
全てを飲み込んだあの日が来るまでは……。

略奪者ロスオール

略奪者ロスオール

ロスオールには羽根が無かった。
粗く硬い毛が全身を覆い、低い花と退化した目があるのみ。
悪臭がひどいため傍にいようとする者は無く、そのせいで常に孤独の中で足掻いていた。
そんなロスオールにもイシス=フレイは手を差し伸べた。
明るい外へ出られるようにし、全ての存在が快く受け入れるようにしてくれた。
だが、空に黒い欠片が現れて紫の雨が降った時、彼は戻らぬイシス=フレイのために飛び上がらなかった。
退化した両目の代わりに発達した感覚が、ロスオールを恐怖に陥れて深い洞窟に隠れ込ませたからだ。
ようやく洞窟の外に出た時には黒い欠片は消え、世界は悲しみに沈んでいた。
そしてその時、ロスオールは絶対に犯してはならない罪を犯す。
イシス=フレイのために最も高い場所まで飛び上がり、墜落して気を失ったスレニークローンの尾羽を盗んだのだ。
恩人への反射よりも、そして犠牲となった仲間への敬意よりも、誘惑に捕らわれて皆を裏切ったロスオールを許す者はいなかった。
スレニークローンの兄弟であるスレニーコーンは激怒し、最も高い蒼空へ飛び上がってロスオールを探し回った。
スレニーコーンを恐れたロスオールはスレニークローンの羽根を尾に付けて夜の洞窟へ隠れ込み、外へ出られなくなった。
一日が経ち、二日が経ち、三日が経った。時間を計れないほどに長い時間……。
その時までロスオールは恐怖に震えながら、夜の洞窟に隠れていた。
そしてその時、どこからかささやく声が聞こえた。
「お前は悪くない。我に従え。」
ロスオールはイシス=フレイのような違うような感じのする声に惑わされ、夜の洞窟の外に出た。
恐ろしく変化した世界を覆う災いの気運がロスオールの毛を逆立てたが、恐怖は感じなかった。
彼を導く声がそうしろと言っていたから。

オメガガーディアン

オメガガーディアン

金色の星テイベルスのどこかにはルフソンすらいつ作られたのか知らない古代神殿が存在する。
遥か昔から固く閉ざされた門は何をもってしても開けることが出来ず、その中を見たものは誰もいなかった。
だが、フレイが初めて最も高くまで飛び上がった日。神殿は祝福でもするように、自ら門を開いた。
オメガガーディアンは門の中からゆっくりと歩いて出て来ると、古代神殿へと降りて来るフレイを自ら迎えた。
その後、永い間古代神殿の門は開かれたままにされ、オメガガーディアンがそこを守っていた。
だが、イシスが目覚めてテイベルスを覆いつくし、空高く跳びあがった時、古代神殿は彼を祝福しなかった。
イシスは自分を拒否する古代神殿に憤怒し、破壊するため一息に飛んで来た。
オメガガーディアンは自ら歩き出た門をまた自ら閉ざす。
そして空から降りて来るイシスを見つめ、古代神殿を守るために、一人で立ちはだかる。
まるでフレイを迎えたあの祝福の日を回想するように……。

悪女グレタ

悪女グレタ

ああ……なんて素敵なのかしら……。
夢に描いてきた完璧な存在というのは、まさにあの方なのかもしれない……。
あの方は私のもの。
私だけのもの。
誰にも触らせない。
ただ私だけのために存在するの!

夜の摩天楼のカシュパ研究所の一部が火災で完全に消失する。
研究員たちの頭は発見されず、悪魔を研究していた資料はひとつ残らず燃えて灰となった。
そして、かつて悪魔から奪い保管されていた鎌も共に姿を消した。
誰が犯人なのか、そして何が起きたのかは知るすべが無かった。
ただ、調査の過程で確保した惨劇の唯一の生存者が正気を失ったまま口にした証言だけが残されている。
「グレタ……巨大な翼の悪魔……皆の首が……足元に……」

アリス・ケリー

アリス・ケリー

幼いケリーは星が好きだった。
他の人にとっては恐ろしいものが近寄りつつある、見たくもない光だったが、ケリーは親の目を盗んで星を眺め、夜を明かすこともあった。
ケリーの目に映る星は、何でもある世界だった。
星々のなかの一つくらいはきっとこことは違って幸せな場所だろうと思っていた。
いつか、きっと行けるはずだと。
そこに行けば、果てしない飢えや恐怖など感じずに幸せになれると信じていた。
病で弟を失い、兄が怪物に喰われても。
食べ物を探しに出かけた母が戻らず、父はテラナイト中毒で死にかけていても。
それでもケリーは信じた。
いつかはみんなが幸せに暮らせるあの星へ行けるはずだと。

時が流れ、ケリーは自分に魔法の才能があることに気付いた。 そして、生き残るために魔法を学び始める。 すぐに頭角を現し、カシュパに入ることができた。 食べ物に困ることが無くなり、以前とは違って恐怖を感じる必要も無くなった。 だが、やはり彼女が探していた幸せは無かった。

ケリーは。
幼いケリーが思い描いた幸せの存在に疑問を抱いた。
本当にそんなものがあるのだろうか?
幻想では?
錯覚では?

その時、何者かが現れてケリーの耳元で囁いた。
囁きは久しぶりにケリーを微笑ませた。
この上なく幸せな表情。
そしてケリーは間もなく姿を消した。

闘士クガイ

闘士クガイ

クガイは生まれた時から強靭な戦士だったわけではない。
むしろ小さくひ弱で、身体の限界に達して飛び上ることすら精一杯の存在だった。
彼はいつも空高く飛び上がることを渇望し、そのためにたゆまぬ努力を続けた。
そして、ついに強大な力を手に入れたのだ。
彼は望み通り強靭な戦士となり、高い場所に飛び上がって偉大なる者たちと肩を並べた。

だが、黒い欠片が現れ、消えたフレイを探して空に飛び上がった日。
空の果てにも到達できないまま、無残に地面に落ちた彼は、この上ない絶望を感じた。
全てを克服した自分が、初めて感じた敗北感。
何もできず、ただやられるしかなかった挫折感。
彼は内から湧き上がる、正体不明の憤怒に捕らわれ、全身を燃やすような熱を吐き出した。
その姿を最後に、彼は姿を消す。

永い時間が流れ、再び姿を現した時、彼はもう偉大な者たちと肩を並べていた強靭な戦士ではなかった。
正体不明の赤い気運に導かれ更なる力を渇望し、ただ戦うために生きる残酷な闘士となっていたのだ。

爆炎の探求者ジャードラコン

爆炎の探求者ジャードラコン

テイベルスの果て。
極地と呼ばれる地の王、爆炎の探求者ジャードラコンがいる場所。
フレイも彼の領域を尊重し、ここを訪れる時にはいつも許可を求めた。
ジャードラコンは物凄い熱を体外に放つ。
熱気はテイベルスにも届き、温もりを与えて卵を温め、生命の誕生を促した。
彼が極地にいなければ、酷寒がテイベルスを覆い、生命が存在できない惑星になっていただろう。
それを証明するように、ジャードラコンが長い眠りにつくとテイベルスに冬が訪れる。
紫の雨が空から降った時も彼の熱で蒸発し、そのため極地に被害は無かった。
住民たちは災いを避けて極地へ押し寄せ、彼の領域の周辺に身を寄せた。
ジャードラコンは彼らを温めるために、さらに多くの熱を放った。
その結果、極地に集まった者たちは早いうちに安定を取り戻したが、ジャードラコンはいつもよりも早く長い眠りにつく。
だが、その間に黒い気運が彼を包み込み、夢に侵入した。
ジャードラコンが長い眠りから目覚めた時、羽は赤く燃え上がるように揺らめき、吐き出す炎には堕落の気運が宿っていた。
それを見た住民たちは驚愕し、口を合わせて絶叫した。
ジャードラコンは新たな姿で高く飛び上がり、極地を堕落の炎で満たした。
そして未練もないと言うように、夢の中で自分を呼んでいた声のする方へ、さらに高く飛び上がった。

月虹のエイク

月虹のエイク

エイクはいつも幸せだった。
自分が愛する者たちと黄金の野原で駆け遊ぶのが好きだった。
皆が自分を愛し、自分も皆を愛した。
だが、空が紫に染まった。
自分を慈しんでくれた大きな存在が空へ消えた。
駆け遊んだ黄金の野原は消え、のどを潤した清らかな泉は黒く化した。
自分が愛した全てが悲しんでいた。
エイクも悲しかった。
全てが変わってしまった世界で、エイクはもう幸せではなかった。
そうして悲しい日々を過ごしていたエイクは、また幸せになった。
黄金の野原は戻らなかった。
泉はまだ黒かった。
でも、自分を慈しんでくれた大きな存在が帰って来た。
たとえ姿は違っても、声は違っても、あの慈しんでくれた手は同じだった。
黒く染まったエイクは黒い涙を流しながら幸せを感じていた。

紅脚のアルケト

紅脚のアルケト

彼は強靭で勇猛な戦士であり、親切な古代神殿の守護者だった。
黒い欠片が現れた時、一番先に古代神殿を守るために飛び上がった。
また、フレイが戻らなかったと聞いた時、一番先に飛び上がって皆を守った。
だが、そのせいで一番先に鋭い氷の欠片に当たり、両翼を失って地面に転がり落ちる。
再び目を覚ました時には自分が愛したフレイも、誇りだった両翼も消えていた。

彼は絶望した。
もう風に乗って飛び上がれないことに絶望した。
あれほど慕ったフレイを助けられず、失ったことに絶望した。
何もできなかった。そして何もできなくなった。
彼はそうして力無くうずくまり、しばらく無気力に空を見上げていた。
「立て」
どこからか、聞きなれた声が聞こえた。
目が覚めたように、彼は周辺を見回す。
だが、どこにも声の主は見当たらなかった。
「再び飛び上がり、私に従え」
声はさらにはっきりと聞こえた。
「お前の本質は私と同じ。」
彼は何かがおかしいことに気付いた。でも、声は彼を放さなかった。
ゆっくりと締め付けて来る掌の中で、いつか感じた事のある気運の主を思い浮かべた。
「あ……なたは……」

赤い羽根が散って地面に落ちる。
そうして落ちた羽根は他の色に輝いて浮き上がり、マントとなって彼の方を覆った。
苦痛だろうか? それとも歓喜?
判断のつかない表情を作った彼は空へ飛び上がった。
そして彼を呼ぶ声に従い、再び現れた黒い欠片へと向かって行った。

野獣スリム

野獣スリム

スバルト密林。
高くそびえたつ奇岩絶壁の周辺に背の高い木々が隙間なく枝を伸ばす場所であり、数少ない「光が届かない」場所の中で、もっとも広範囲な場所だ。
光を恐れる者たちがここに押し寄せ、自分たちだけの生態系を作って暮らしていた。
あらゆる光が遮断された闇の中で、住民たちの心は次第に闇に染まり、罪悪の気運に捕らわれて堕落していった。
彼らは燦爛と輝く光のもとで暮らす者たちと自分たちは異なる存在だと思うようになった。
住処の名を借りて「スバルト」と名乗り、光の下で暮らす者たちと彼らが崇拝するイシス=フレイを否定するまでになる。
スバルトたちの姿は奇怪で、醜く化していき、体からは悪臭が放たれて虫がわいていた。
テイベルスの住民たちは粗野で残忍になったスバルトたちを恐れ、密林には近寄ろうともしなかった。
「スリム」はそんなスバルトの中でも最も凶暴で残忍だった。
皆が「罪をもって生まれた獣」と呼び、それを証明するように残忍で凶暴だった。
密林の外に出なくて良かったと思えるほどに。
だが、スリムは黒い気運がテイベルスを覆った時、自ら歩いて密林から出た。
光は恐ろしかったが、本能が彼を歩かせ、黒い気運が導いた。
そしてついにその果てに到達した時、誰にも屈服したことのない体を地面に伏せて服従の誓いをする。