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Season6 Act2 魔槍の主#2

ダークランサー

1次覚醒:ランページャー

奇妙な槍を持つ男に会った。いや、人の姿をした「悪鬼」と言った方が正しいだろう……

勅命を受けて帝国辺境の森を調査するために到着したときを覚えている。
森は異常なほど気配がなく、静けさに満ちていた。
普通ではない雰囲気に兵士に捜索を命じようとした。

その瞬間……森の影の間に一人の男の姿が見えた。誰かと話すように絶えずつぶやいている。
ぼう然とする私たちを見つけた彼は、口元に笑みを浮かべながらゆっくりと立ち上がり歩き始めた。

その姿はまるでこの世のものではなかった。まさに「悪鬼」そのものだった。

そんな正体不明の存在と遭遇したからか? 忘れていた恐怖という本能が蘇り、逃げろと叫んでいた。
しかし恐怖を抑えて構えようとした瞬間、彼の握る槍が揺れたように見えた。

その後のことは正確に思い出せない。
思い出せるのは倒れる兵士の姿と疲れてくる右腕の感覚、そして狂った悪鬼の笑い声だけ。

帝国救護所で目を覚ましたとき、むなしさによる苦痛が右腕のしびれの理由を教えてくれた。
しかし苦しんでいる暇はなかった。何よりも早く悪鬼について知らせなければならなかったので……

最後の報告書を作成して故郷に戻ってから2年。今でもたびたびあの悪鬼の悪夢を見る。
そんなある日、帝国軍に所属していたときの同僚が訪ねて来て様々な事実を聞かせてくれた。

「ランページャー(Rampager)」その悪鬼の呼び名だった。
帝国は説得に応じない彼を排除しようとしたが、任務を引き受けた兵士は逆に彼の槍の前に倒れたという。
変わった点は必ず一人は生かしたまま返すということだった。

そのとき最後に聞いた悪鬼の狂った笑い声を思い出し、ようやく意味を理解した。
私が生き延びたのは偶然ではなく、来るものすべてに対して警告していたのだということを……

- 元帝国軍幹部の回顧録より

スキル紹介

名前

レベル

詳細

闇の支配者

パッシブ

闇の気運をより上手く扱うことができるようになり、スキル攻撃力と浸食持続時間が増加します。

光爆 : 黒花連槍

覚醒技

二つの闇の槍を作って周辺に無差別に投擲します。槍は通った経路上に闇の気運を残して最後に空間を突き通し、亀裂を起こして刺さります。手を上げて刺さっている槍に黒雷を流し、巨大な連鎖爆発を起こします。

ダークディビジョン

60

巨大な闇の槍を作って投擲します。槍は敵にダメージを与えて分裂し、周辺の敵へ飛んで行き爆発します。

バイオレントピアス

70

黒雷槍を非常に強く前方に投擲して触れた対象を引きずり、空間を突き通して固定させます。浸食された対象を打撃した場合、黒雷の増幅が起きて槍がさらに黒く浸食され、爆発範囲が増加します。その後素早く黒雷槍を投擲して敵を突き通し、黒雷槍と共鳴して引き抜くことで爆発を起こします。