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開発者ノートvol.20
2024.12.23 17:00
アラド戦記の冒険者の皆さん、こんにちは。
ライブディレクターのパク・ジョンミンです。
2024年も残すところあと1週間余りとなりました。
年末ということもあり、久しぶりに家族や知人と連絡を取り合ったり、
忘年会に参加したりと、2024年を締めくくるべく、忙しい日々をお過ごしのことと思います。
私はアラド戦記の冒険者の皆さんが迎えるであろう、次なる冒険「重泉」の準備に拍車をかけています。
少し早いですが、今回の開発者ノートのタイトルのように、幸せで暖かい年末年始を過ごしていただきたいという願いをこめて、
アラド戦記の冒険者の皆さんに、簡単ながらご挨拶申し上げたいと思います。
冒険者の皆さんは、2024年のアラド戦記を振り返る中で、どんなことを思い浮かべるでしょうか?
新規地域の仙界をはじめ、桜イベント、暗い島解放難易度「とくと見よ」イベント、裏面の境界とバトルメイジリニューアル、アスラハン : ムのベール、アーチャーの新規転職・ハンター/ヴィジランテ、久しぶりに実施されたコラボ、霧ノ神レイドと直近で更新された目覚めた森などなど…
こうして列挙してみると、改めて時間の流れの速さを実感すると共に、
それぞれのアップデートに対して、冒険者の皆さんが見せてくださった反応の数々が思い出されます。
2024年にお届けした様々なアップデートが、冒険者の皆さん1人1人にとって楽しい思い出になることを願うと共に、2025年も引き続き楽しいアラド戦記をプレイしていただけるように、一生懸命、準備を進めてまいります。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
では、私は「重泉」をさらに面白いものにするために、
今日はこのへんで失礼させていただき、これからは我が開発チームの開発者Hにバトンを渡そうと思います。
「とくと見よ」そして霧ノ神700秒イベント
冒険者の皆さん、こんにちは。
アラド戦記開発チームの開発者Hです。
最近のオフラインイベントに参加された方なら、時間の都合上、挨拶だけしてそそくさと退場した者だと言えば、すぐに連想されるのではないでしょうか?また、参加されていない方でも、昨年の周年イベントに開発者Hとして、ちょっとだけ登場した者だと言えば、思い出される方がいらっしゃるかもしれません。
今日はオフラインイベントでお伝えできなかったことを、できるだけ詳しくお伝えしたいと思って、やってまいりました。
今回のオフラインイベント応募に限らず、イベントを企画する過程だとか、アラド戦記にローカライズされる過程について、普段から気になっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
特に、私が携わった「とくと見よ」イベントについては、多くの冒険者の皆さんがポジティブなご意見を寄せてくださいました。私自身、やった甲斐があったと嬉しく思っているのですが、今日はその「とくと見よ」イベントはもちろん、わりと最近実施された、霧ノ神700秒ミッションイベントに関する裏話をちょっとだけお伝えしたいと思います。
1. 暗い島解放 ? とくと見よ
4月に暗い島解放が実装されましたが、本イベントを楽しんでくださった冒険者の皆さんの姿が、今でも鮮明に甦ります。
皆さんにも共感いただけるものと思いますが、このイベントが、これほどの関心と注目を集められた要因は、
[ランキングシステム]と[他人の装備を見ることができる機能]にあったのではないかと思います。
私がこのイベントを最初に企画したとき、ぜひとも達成したい目標がありました。
「アラド戦記の冒険者の皆さんに、本当にちゃんとしたヤリコミ要素を作ってあげること、
心ゆくまで楽しめるステージを用意してあげること。」
私たちは普段から、様々なチャンネルを通じて冒険者の皆さんの日常をチェックしています。
毎回新しいコンテンツが実装されるたびに、冒険者の皆さんが自らTAを開いたり、逆に制限をかけたりしてチャレンジしている姿がとても印象的でした。また、他のイベントでも、私たちの想像を超えて、ヤリコミを楽しんでいる様子を目にしたことが、ひとつのきっかけになったと思います。
そして実を言うと、他国家のアップデートをよくチェックされている方であっても、ちょっと予想できないような、解放が持つ特別な難易度を体験していただきたいと考えました。余談ですが、当初は極解放、超越解放といった、さらに難しい解放の難易度を作ろうという話もありましたね(笑)…
それらの目標を具体化していく中で、[ランキングシステム]を実装することになり、
さらに、[ランキング]に挑戦される方にとって、一種のTIPとなるように[他の人の装備を見ることができる機能]も実装することになりました。
しかし、その過程で引っかかっていたのが「報酬」です。
このイベント自体、ヤリコミ要素が非常に強いということもあり、その努力に見合った報酬をプレゼントしたかったのです。
その報酬内容を構成する上で、私の個人的な悩みもありましたし、社内でも実に多くの議論がありました。
実装までとは至りませんでしたが、報酬の没案の一つには「解放名前刻印券」もありました。
あれこれと悩み、議論した末、解放ラルゴを征服した象徴という感覚で、
解放ラルゴと言えばすぐに思い浮かぶ「ピザパターンの刀」そして「黒い線の刀」 を報酬とすることに決定しました。
特に、これらの報酬に関しては、どの程度のダメージを付与するのか、また、どの程度の使用回数を補償するのかについて、賛否両論、実に多くの意見が交わされました。結果的に、多くの冒険者の皆さんにご満足いただけたようで、私たちもほっと胸をなでおろしましたし、とても嬉しい気持ちになりました。
2. 霧ノ神レイド ? 700秒チャレンジミッション
「とくと見よ」イベントの話はこのくらいにして、
割と最近実施された、霧ノ神レイド700秒チャレンジミッションについても簡単に説明したいと思います。
700秒チャレンジミッションは「とくと見よ」と比較すると、難易度のハードルがとても低いと感じる方が多かった印象でした。では、なぜハードルの低いミッションに設定したのかについてご説明したいと思います。
最初に考慮したことは「とくと見よ」イベントが1人で参加するイベントであるのに対し、こちらのイベントは攻撃隊単位で参加するイベントであるという点です。そのため、個人がコントロールできる部分が制限されるということを念頭に置きました。
もし、ハードルを高くに設定した場合、攻撃隊員全員に一定以上の遂行度が要求されることになります。それでは人を選ぶことになる上に、プレイへのストレスが大きくなる懸念があります。
そうなってしまうと、他のプレイヤーを責めるといったような環境を作ってしまうことになりかねません。
その結果、そこまでストレスがかからず、かつ、それなりに挑戦意欲がわくような設定として、700秒くらいが妥当であると判断しました。
ハードルが低いことから、ある冒険者の方は、
多くのキャラクターに対して魅力的な報酬を獲得できたと、喜んでいる様子も見られました。
もちろん、上位層にいる冒険者向けのイベントも楽しいですが、そこは慎重な姿勢で臨む必要があると思います。
アラド戦記に限った話ではありませんが、ゲームとは本来、様々な層のプレイヤーがみんなで楽しむものだと考えています。その中には挑戦を好む方もいるでしょうし、気軽に楽しみたいという方もいるでしょう。
ところが、どんどん難易度が上がっていくと、挑戦的なハードルが当たり前になってしまい、そのハードルを越えられないと、まるでゲームを楽しめないような感覚になってしまう懸念があります。バランスの調整というのは本当に難しい問題です。
ある人を楽しませることができる一方で、ある人にとっては、大きな負担になることもあるためです。
それでも、様々なことを考慮しつつ、今後も挑戦的なイベントを続けていく予定です!
冒険者の皆さんの中には、そのような形のイベントを好まれる方が多いと感じています。私たちとしても、皆さんが楽しめるようなステージをしっかりと用意したいと考えています。
そこでさっそくですが…実は明日、12月24日には、挑戦的なイベントを実施する予定です。
いつもなら、ジョンミンさんが報酬リストや、イベントの概略について紹介してくれるのですが、今日は、バトンを引き継いだ私のほうから紹介させていただきます!
12/24イベント
12/24に実施される挑戦的なイベントは2種類あります。では、各イベントについて順番にご紹介します。
1. 2024 ARAD Awards
最初にご紹介するイベントは、いわゆる「2024年度大賞」とでも言うべき形のイベントです。
真面目なものから、ちょっと面白味のあるものまで、いくつかの項目を設定し、2024年のアラド戦記のプレイを通して、それぞれの項目で1位になった冒険者の方を選抜します。そして選抜された冒険者の方のゲーム内アバターを再現して装飾しようと準備を進めています。
2. 限界突破 - アラド
続いて紹介するこちらのイベントは、本当にハードなイベントになると思います。
先ほど紹介した2024 ARAD Awardsは、これまでの1年間のプレイを基準にしているので、
冒険者の皆さんが今からプレイされることがAwardsに影響を及ぼすことはそれほどないはずです。
一方、限界突破 - アラドイベントは、イベントの開始から終了まで、冒険者の皆さんがハードなミッションを達成していく形式のイベントになります。
頑張っていただいた方には、記念になるような報酬を差し上げる予定です。
ただ正直に言うと、先ほども少し触れたように、冒険者の皆さんに高いハードルを課してしまうのではないかというジレンマを感じているのも事実です…。
私たちは、このイベントが開催される期間中も、冒険者の皆さんがどのようにイベントを楽しんでいるのかを見守っていきます。
難易度などについて、いつものように様々なご意見をいただければ、私たちはそれをキャッチして、今後のイベントに活かしたいと思います。
p.s.
ここで、アイスブレイクの意味をこめて、ちょっとしたクイズを出してみましょう。
どうか肩の力を抜いて、気軽に読んでみてください。
下の画像は、絵文字制作のための企画ドラフトです。
この企画ドラフトに基づいて、冒険者の皆さんに紹介したアイテムがあるのですが、それが何かおわかりでしょうか?
正解はこちら
正解は、皆さんもよくご存じのドラゴンの絵文字でした。
企画担当者は企画書に画像ドラフトと企画意図を記載し、アート担当者に伝達します。そのような過程を経て、本サーバーの画像を制作しています。
では、もう1つだけ、クイズを出してみましょう。
もう、おわかりになった方もいるのではないでしょうか?
正解はこちら
かなり前のものになりますが、今でも冒険者の皆さんがよく使ってくださるウサギの絵文字と、18周年記念イベントの報酬として支給された称号でした。
本当は、現場でこのクイズをやりたかったのですが、残念ながら諸事情があって、こうして文章でお伝えすることになってしまいました。
ただ、イベントに来られなかった冒険者の皆さんにもお伝えすることができたという意味では、かえって良かったのかもしれません。
企画ドラフトと実際の画像のBefore/Afterを見ると、私たちも非常に面白いと感じるのですが、このような場でなければ、冒険者の皆さんになかなかお見せする機会がないと思いましたので、紹介させていだきました。
さて、そろそろ締めくくりの挨拶をする時が来たようです。
私たちが用意した年末のイベントを、ぜひ楽しんでください。
そして、どうか幸せで暖かい年末年始をお過ごしください!
2025年も、より楽しいアラド戦記をお届けできるように、開発チーム一同、最善を尽くします!