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真覚醒ストーリー シーフ編
2023.09.27 16:05
こんにちは!
GMフォルテです。
早いもので9月も今週で終わりですね。
そして今週末の9月30日(土)には天下一決定戦2023が開催されます!!
今回優勝するのは果たして誰になるのか…!
大会の様子は生放送でお届けしますので、皆さんぜひご覧下さい😊
選手たちを一緒に応援しましょう~!
お待ちかねの真覚醒ストーリー!今回はシーフをお届けしますよ💕
黒妖精の未来を背負っている彼女たちは闇の中で密かに行動しているイメージがありますが、
一体どんなストーリーを持っているのでしょうか。
最後までお楽しみ下さい✨
真ローグ
光差すことなき地下の星、黒妖精の栄光なる存在。
空間を超える瞬間の支配者、夜空を隔てる迅速なる「星」。
私が己の師匠であり、訪れたことのないその地が私の故郷。
認知を捨て、無限の可能性の扉を開き、そこに達するのだ。
私が師を越えられないのは、自ら閉ざしていた認知の扉のせいだ。
もはや私は一個人でなく、多くの者の栄光と光、そして誇りであるというのに
この身を成すだけのために、己の光を閉じ込めているのだろうか。
扉を開け!
私を阻むのは、己という扉だ。
その扉は私を守る盾であるとともに、道を阻む障害物でもある。
解放せよ!
我が身を守ろうとするのは、生命を維持しようとする本能なのだから
その殻に潜む無限の力を解放すれば、快速の星になれるはずだ。
私にとって最も偉大なる師は己であり
何よりも大きな足枷も己であった。
だから、それを超えた今こそ、フェンネスの偉大なる星になれたと言えるだろう。
真死霊術師
例えようのない恐怖に覆われても、この女は快感に浸っている。
普通の者であれば、その恐怖の息に触れるだけで気を失ってしまうだろう。
しかし、恍惚の境地に陥ったかのように、悩まし気な女の瞳は
怖気ではなく狂気と快楽に溺れているように見える。
それは、女が死霊術師だという理由だけでは不十分である。
死霊術師の中でも「眠れぬ罪悪の地獄」に最も近い存在だからであろう。
自身の秤上にいるにも拘わらず、恐れはおろか、一抹の疑念すら抱かぬ存在に
太初の恐怖、そして不敬なる者らの神「モロス」は興味を示した。
果たして、その新たな犠牲者の重量はどう出るのか……
殺人を犯し罪悪を欲したとしても、自身の秤程度では「太古の恐怖」ほどの重みに達することなどできない。
ただ秤にかけられた犠牲者の重みに合った分の不敬なる者を貸し、対価を得るだけである…
しかし、太古から動くことのなかった秤がゆっくりと動く。
女の魂、抱えている罪悪の恐怖が、彼女自身を持ち上げてしまうほどの重量だということである。
一見秤とは思えない祭壇の上で、女は妖艶な笑みを浮かべ虚空を仰いでいる。
「ねえ、早く証をちょうだい……」
荒い息を吐きながら両手を広げる女に黒い煙が立ち上がる。
煙は、蛇のように女の身体に絡みついた。
まるでこの女の中に秘められている、何かを確認するかのように……
その感覚に、女は悦びと興奮に満ちた笑みを浮かべている。
凝縮した黒い煙が薄墨色の釘の形に具現された。
女の欲望に同調するように、釘の形をしたそれが微かな振動で応じる。
それはモロスの秤を動かした者にのみ与えられる「アケロンの鍵」だった。
鍵は再び煙と化し、女の体内に潜り込んだ。
女は苦痛か悦びかわからない喘ぎを見せ、不敵な笑みを浮かべた。
妖しくも奇怪なその姿は、何とも言えぬ恐怖であった。
真くノ一
話は伺っております。
スジュの隠された宝に秘められた真なる力、ヤタガラスの理を悟られたと。
その気運を源として、三種の神器の力を自在に扱えるようになるとは……スジュ国の一員として大変誇らしく、胸が熱くなった次第です。
あなたが「イズナビ」になったのが昨日のことのように思えますが、今はもう、底知れぬ存在にまでなられたのですね。
ショナン王室はあなたを含む、くノ一門派に敬意と感謝の意を抱いております。
これはショナンだけでなく、スジュ全体があなたの限りない支持者であり支援者であることを意味します。
あなたの存在はスジュ、そしてくノ一門派の誇りですから。
ただ、心配なのは……
ヤタガラスの紋様は太陽の力で根源に達し、太陽神そのものになるための道と同じ。
太陽の力を限られた人間の肉体に蓄えることが、どれほど苦痛で忍耐を要することか……
使臣の話では、あなたがヤタガラスの力を使うたびに肉体がまるで溶岩の滾る大地のように熱くなるそうですね。
どうか……その力をあまりお使いになりませぬよう。
あなたはくノ一門派、そしてスジュにとって唯一無二の存在であり財産であることを心に留めてください。
では、次にお会いできる日を楽しみにしています。
スジュの太陽があなたと共にありますように……
-「ショナン・アスカ」より
真シャドウダンサー
「ところで、その 『黒い閃光』という者は本当に実在するのですか?」
いつもなら書信でしか依頼を受け付けないが、
重大な依頼なので直接会って話したい、という依頼人の頼みを受け入れたのがことの始まりだった。
厄介でくだらない依頼人からの質問に、彼女は沈黙を貫いた。
ばつが悪いのか、それとも彼女から放たれる殺気に怯えたのか、
依頼人は脂汗をかきながら、頭を下げたまま目を合わせようとしない。
依頼内容を全て聞いたと判断した彼女は、何も言わずその場を立ち去った。
依頼人も答えを期待していなかったのか、周囲を見渡しそそくさと姿を消した。
フードをかぶり歩く彼女は、足元から伸びる影を見つめ考え込んでいた。
「黒い閃光」が実在するかどうか、か……無駄な質問だ。
彼女もこの世界に足を踏み入れ、かつてはそんな疑問を抱いたことがある。
しかし、「黒い閃光」は実在するが、存在しないものだった。
シャドウダンサーたちの間では、自分の影のことを黒い閃光と表現することがあるからだ。
そして剣神と呼ばれる彼と出会ってから、自身の影と出くわすようになった彼女には分かっていた。
黒い閃光は時に、人物、現象、そして世界にもなりうるということを……
以上、シーフの真覚醒ストーリーでした!
次回はナイトの真覚醒ストーリーを公開します。お楽しみに😉
GMフォルテでしたヾ(゚ω゚)ノシ