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    Season7 Act5 第2次魔界会合

    2020.01.08 08:50

魔界の各組織の代表と試合!


【イベント対象】
 95レベル以上のキャラクター(アカウント単位)

【期間】
 2020年1月8日(水)メンテナンス後 ~

【概要】
 魔界会合はアカウント内のキャラクターたちでタッグチームを構成し、
 スタジアムで魔界の各組織の代表とトーナメント方式の試合を行うコンテンツです。
 95レベル以上のキャラクター2体でチームを構成してプレイし、ダンジョンクリア時に
 反物質粒子とアビスの破片を購入できる勝者の権利と各種魔法付与宝珠を購入できる強者の特権が支給されます。
 新規エピッククエストクリア時、スタジアム外郭地域から魔界会合専用チャンネルに入場できます。

【ダンジョン紹介】
 ○ダンジョン入場条件
 最大人員  1人(アカウントで2人1組のチームを構成)
 最大3チームまで構成可能
 ダンジョンタイプ  一般・ハード
 入場可能レベル  Lv.95 ~
 入場材料  なし
 消費疲労度  なし
 ダンジョン抗魔力  一般:4000/ハード:5382

 ○ダンジョン詳細
  ・週に3回までクリア可能です。一般/ハードでクリア回数を共有します。
  ・帝国闘技場と同様にダンジョン入場前に結成した2キャラをタッグしてプレイすることが可能です。
  タッグはダンジョン特殊キー(初期設定tabキー)で利用可能。(クールタイム5秒)
  ・最大3つのチームを構成できます。
  ・1チームにつき一日1回ずつクリアでき、クリアしたチームは午前06時まで再入場できません。
  ・週間入場回数制限は水曜日の06時に初期化されます。
  ・入場後に06時になるとクリアしていない状態でも、週間クリア可能回数が引かれます。
  ・装備耐久度を消耗しません。
  ①治癒:HP 30%回復(クールタイム20秒)
  ②瞑想:MP 30%回復(クールタイム20秒)
  ③情熱:2分間クールタイム20%減少(クールタイム3分)
  ④守護:30秒間ハイパーアーマー、5回被撃でバフ効果除去(クールタイム1分)
  ⑤怒り:2分間ダメージ20%上昇(クールタイム3分)
  ⑥激揚:30秒間攻撃/移動/キャスト速度上昇(クールタイム1分)
  ・各部屋に配置されたモンスターを退治すると自動的に次の部屋へ移動。
  - 準備ルーム(1部屋目)のみ自身で移動する必要あり。


【チーム構成】
魔界会合チャンネルに入場後、画面右のチーム構成メニューでタッグチームを構成できます。
95レベル以上のキャラクターのみ登録可能です。

・タッグチームは最大3つまで構成でき、一つのキャラクターを重複して登録することはできません。
・接続したキャラクターと異なるサーバーにいるキャラクターをチームメンバー1に設定できません。
・チームメンバー1に設定したキャラクターでゲームに接続すれば、異なるサーバーのキャラクターでも設定可能です。

【チーム選択】
・自分が接続したチームは参加チームという表記が付き、接続していないチームは「選択」ボタンが表示されます。
・選択ボタンを押すと、そのチームのチームメンバー1として接続します。
・魔界会合をクリアしたチームはその日の間、選択ボタンをクリックできません。




【難易度選択】
・各難易度を選択した後、ダンジョンに入場すると「入場案内」のポップアップウィンドウが表示されます。




【魔界会合ルール】
・スタジアム入場時、魔界の5団体からランダムなリーダー4人が登場します。
・クリアに失敗して再入場した場合は前回入場時と同じモンスターが登場します。
・タッグに登録されたキャラクターのうち、PTメンバーに影響を与えるバフスキル(例:クルセイダーのバフ)は他のタッグキャラクターにも適用されます。
・戦闘中にキャラクターが倒れた場合、一定時間後に復活します。
・復活待機時間: 12秒
・HP 20%/ MP 30%状態で復活します。
・キャラクターが2体とも倒れた場合はクリア失敗となり、スタジアム外郭へ移動します。
・タッグ待機中のキャラクターは一定の比率で体力を回復します。

■ダンジョン入場時、部外者の意志バフが適用されます。
バフ名 効果
部外者の意志 力/知能+20,000
HP+200,000
物理/魔法防御+30,000/的中率+30.0%


■FEVERゲージシステム
・FEVERゲージは以下の方法で溜めることができます。
 -ダンジョン特殊キーでキャラクターを交換する
 -敵モンスターに一定以上ダメージを与える
 -操作キャラクターが被弾時

・FEVERゲージがMAXの状態でダンジョン特殊キーを使用するとFEVER状態になり以下の効果を得られます。
 -進行中のスキルクールタイム20秒減少(クールタイム減少効果は覚醒スキルを除く)
 -キャラクター交換時クールタイム減少
 -キャラクター交換速度上昇
 -キャラクター交換時、進行中のスキルクールタイム2秒減少(クールタイム減少効果は覚醒スキルを除く)
 -状態異常無効



■一部スキルのキャラクター防御力/生存力上昇効果が減少します。
職業名 スキル
クルセイダー(男) 保護の徴、天国のメロディー、アポカリプス
クルセイダー(女) 守護の祝福、神聖なる光、クラクス・オブ・ヴィクトリア
サモナー 契約召喚:黒騎士サンドル
ネンマスター(男) 雷鳴:猛々しい光の念獣
ネンマスター(女) 太陽の息吹、雷鳴:猛々しい光の念獣
メカニック(男/女) カムフラージュ
エンチャントレス 偏愛


■一部スキルのHP回復効果が減少します。
職業名 スキル
クルセイダー(男) ホーリーサンクチュアリ、スローヒール(ファストヒール)、ヒールウィンド
クルセイダー(女) 治癒の祈り、再生のアリア、ミラクルシャイン
パラディン ディバイン・サンクチュアリ
エンチャントレス 細かい針仕事、愛の応急処置


■タッグダンジョンで味方の地形型スキルを使用すると対象を選択できるウィンドウが表示されます。
職業名 スキル
クルセイダー(男) スローヒール(ファストヒール)
光の復讐
保護の徴(TPを習得すると広域スキルに変更)
天国のメロディー(天国のハーモニーを習得すると、広域スキルに変更)
生命の源泉
ディバインフラッシュ
エンチャントレス 偏愛


【報酬】
・魔界会合で勝者の権利と強者の特権アイテムを獲得できます。
・ダンジョンクリア時に郵便で報酬が支給されます。
【ノーマルモード】

項目 内容
報酬 ・勝者の権利48個
・強者の特権48個


【ハードモード】
・以下の報酬リストの中からランダムに1つを獲得します。
項目 内容
報酬 ・勝者の権利81個
・強者の特権81個
・勝者の権利27個
・強者の特権27個
・守護者の宝珠1つ
・勝者の権利27個
・強者の特権27個
・テラコッタの宝珠1つ
・勝者の権利27個
・強者の特権27個
・古代図書館の宝珠1つ
・勝者の権利27個
・強者の特権27個
・サークルメイジの宝珠1つ
・勝者の権利27個
・強者の特権27個
・セカンドパクトの宝珠1つ


【空虚のロン商店】

【材料アイテム】
アイテム 取引設定 説明
勝者の権利   アカウント帰属 反物質粒子3個箱とアビスの破片32個箱またはテイベルスエピック壺の購入に必要な材料
強者の特権   アカウント帰属 魔界団体の各種宝珠の購入に必要な材料。

アイテム 取引設定 説明 購入制限 価格
反物質粒子3個箱 交換不可 反物質粒子3個が入っている箱 キャラクターにつき40個まで ×24個
アビスの破片32個箱 交換不可 アビスの破片が32個が入っている箱。 キャラクターにつき40個まで ×18個
テイベルスエピック壺 アカウント帰属 武器を除いたテイベルスエピックの中から1個をランダムに獲得することができます。 使用時に100万ゴールドを消費します。 - ×500個
10パーセント経験値カプセル(90~94) アカウント帰属 使用時、経験値が10%増加します。90~94レベルまで使用できます。 週につき50個まで  ×5個
守護者の宝珠 アカウント帰属 武器、上着、パンツに付与可能
物理攻撃力+45
- ×546個
テラコッタの宝珠 アカウント帰属 武器、上着、パンツに付与可能
魔法攻撃力+45
- ×546個
古代図書館の宝珠 アカウント帰属 武器、上着、パンツに付与可能
独立攻撃力+45
- ×546個
セカンドパクトの宝珠 アカウント帰属 補助装備に付与可能
物理攻撃力+48、魔法攻撃力+48、独立攻撃力+48
- ×546個
サークルメイジの宝珠 アカウント帰属 魔法石に付与可能
力+30、知能+30、体力+30、精神力+30
- ×819個


【注意事項】
 ・毎日05:30~06:00にはダンジョンクリア回数初期化のため魔界会合には参加できません。

【登場NPC】
空虚のロン

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【ロンの書信】
親愛なるケイト。
最近、セントラルパークの向こうから吹いて来る風が激しさを増しているな。
我らは遥か昔に大きな暴風を送るため多くの約束をし、これまでそれを守るためにかなり努力してきたつもりだ。
それこそこの世界を安定させ、均衡を合わせるための最善の方法だと思っていたからだ。
だが、最近君がいるセントラルパークからそう遠くない場所で尋常でないことが起きていると聞いた。
最初は単なる雑音だと思ったがその雑音がどんどん強まり、この世界の均衡を崩すほど大きな暴風が吹き荒れたらしいな。
暴風は多くの物語と共に吹き荒れた。その中でも最も目立ったのが君が世話をしている者たちに関する物語だ。
良くも悪くも、そういう話は人々に注目されるものだからな。
すでに多くの勢力がそれを口実に動こうとしているようだ。
過去にあった会合以降、硬直した勢力を再編することが狙いなのだろう。
再びこの世界に巨大な暴風が吹く兆しが見えるということだ。
さらに大きな混乱が起こる前に、会合を提案したい。
過去の会合に参加した者たちと、新たな力となる者たちを集めるつもりだ。
新たに起きた大きな暴風を治め、新たな均衡を探る重要な場となるだろう。
君を責める気は無い。そして君が世話をしている者たちを問責するつもりもない。
だが、様々な推測が乱舞している状況で、君とハーレムを引っ掻き回した者の釈明は必要だろう?
君にもサークルメイジを率いる者として参加してほしいと思っている。
可能ならばイーストハーレムに捕らわれている野獣たちが飛び出してくる前に。
では、逸る気持ちでスタジアムで待っているぞ。

-敬愛する心を込めて 
 空虚のロン

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勅使ワークマン[カシュパ]

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あの方は神だ。救済者であり、信仰だ。
世界を救う神として新たな世を開くだろう。
俺はあの方の使徒として、そのお言葉を伝えるのみ。
これは真理であり、全てはあのお方のご意志なのだ。
しかし、あの方が全てを成し遂げることができても称賛する者がおらず、
闇の中を彷徨っていても意志を示す場所が無いという。
我らが自らあの方に栄光をもたらし、居し安息できる場所を新たなに設ける。
あの方がせんとすることは、俺が成し遂げよう。
その道を阻む者は、我が滅ぼそう。
この目の前に迫った苦難も、苦難をもたらした暴風さえも防いでみせよう。
あの方の鼻先にも届かぬように。
ここで終わらせるつもりだ。ここで血を流し、新たな聖地とせん。
全てが終わればあの方の左に立って、新たな世の始まりを見つめ記録しよう。
これからの長い旅路に足並みをそろえるのだ。
こうして始まりからこれまでの全てが記憶されるだろう。
そして、その全てを記録し、新し世が訪れる日に聖書として伝えられるのだ。

"黒い目"のために。
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沈黙のセルゲイ [カシュパ]

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師匠の言うとおりだった。あの方に従うようになり、私は救われた。
飢えから解放され、たった一人の妹を殺した仇の皮を剝ぐことができた。
低俗な奴らを引き裂き、その上に死んだ仲間の碑石を立てることもできた。
その全ては師匠から伝えられた"あの方のお言葉"の通りだ。
その言葉は真理であり、救いである。
私がもらったものを苦しむ者たちに分け与えよう。
苦痛は苦痛で癒し、悲しみは悲しみで返す。
皆が闇のどん底に落ちて這い出せず、堕落しているのだから
それを救えるのは先に救われた私だけだろう。
そのために、より大きなものを必要とする"あの方のお言葉"に従うことにした。
舌の根まで抜かれる苦痛を味わったが、構わない。
その全てが真理への苦行に過ぎないのだから。
言葉通り、巨大な力を手に入れた。言葉通り、
大いなる悟りと救いを手に入れたのだ!
これまでのように、師匠が踏んだ道を辿って行くつもりだ。
"あの方のお言葉"で作られた師匠の聖書に従おう。
その先に苦難と苦痛が待っているとしても。
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精神解放者ケパドナ [カシュパ]

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また一つの街を見つけ出した。
我らが来ることをどうやって知ったのか、つたない武装をして集まっている。
たかがあんな物でどうにかなるとでも思っているのだろうか。
皆が動く必要はない。たまには一人で遊ぶのもいいだろう。
奴らの中に飛び込んで、何もかもを引き裂き、破壊する。
予告なき攻撃に驚いた奴らは、頭領を呼んで来る。
一気に駆け寄って、その頭領の息の根を止める。
赤い液体が流れ出して身を洗う。

"血に飢えた鬼神の再臨"

頭領の無残な死を目にした者たちは恐怖に陥って戦意をうしなう。
後は簡単だ。殺戮。
死の恐怖に屈服した奴らに、安息を与えてやる。
苦痛に満ちた悲鳴が空を埋め尽くし、地面を濡らす。
この両手で作り出した光景にしばし寄っていると、
後から来た手下たちが生き残った奴らを集め、前に跪かせる。
恐怖、不安、諦念…目の一つ一つに刻まれたその感情!
見ているだけで全身を駆け巡る喜悦を抑えられない。
我慢できない。今すぐに味わいたい。
さあ、俺を見ろ。
お前たちは俺を望むはずだ。そして全てを捧げるだろう。
魂と血の全てを。俺のために。
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ニウ、ザ・チェイサー[守護者たち]

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全部、私のせい。
かけがえのない、大切な子。
何があってもあの子の手を放すべきじゃなかった。
でも、そうできなかった。
危険だということを口実に、何も聞いてあげなかった。
きっとあの子は私に言いたいことがあったはずなのに、背を向けた。
その結果、辛い状況を迎えることになった。
まだ遅くない。
どんな手を使ってでも、またあの子の手を掴んでみせる。
前に立ちはだかるのが何者でも構わない。
生き残るために初めて槍を手にしたあの時のように。
皆を守るために新しい力に目覚めたあの時のように。
今度は皆ではなく、あの子一人のために立ち上がる。
まだ…
遅くない。
ごめんね、パイ。
私が守ってあげる。
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サモナー・ルム[サークルメイジ]

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黒い雲が世界を覆い、多くの者たちが犠牲になりました。
皆が幸せになれる世界を創るためサークルメイジに身を寄せましたが
まだその実現は遠く、光は見えません。
数多くの仲間たちが疲れ、去って行きました。
ある者は新しい理想を実現するために、
ある者は辛く険しい道に挫折して。
ですが、始めた時の気持ちは皆同じでした。
今は隠されていますが、真の平和を成し遂げるための瞬間が訪れた時、
彼らの心の奥深くに残った善意が再び芽吹くでしょう。
それを愚かだと罵る者もいれば
また別の誰かは指をさして嘲笑うかもしれません。
それでも私は信じ、その時を待ちながら黙々とこの道を進むつもりです。
ですから、偉大なる戦士バルカよ。
親友として私と共にこの道を歩んでください。
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戦士バルカ [サークルメイジ]

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バルカは生まれながらの戦士だ。
強靭な肉体と他の追従を許さない戦闘センスは彼を常に勝利へと導いた。
その名を聞いただけで敵の士気は落ち、味方は勢いに乗った。
戦士たちは先頭に出る度にバルカのような強靭な肉体と不屈の精神が自分に宿ることを願い、彼の名を叫んだ。
何者にも比類なきその強さ。だが、彼は常に緊張を緩めなかった。
常に自分を超える敵が現れると信じ、その時に備えて鍛錬を怠ることがなかった。
そしてその分、彼の肉体と精神はさらに強くなっていった。
いつものように内面の声に耳を傾けて鍛錬をしていたバルカに声が届く。
自分の世界ではない、空間を超越して異界から届いたその声。
飾り気のない、純粋な情熱がこもった声に、バルカの心は動かされた。
声に応じたバルカが目にしたのは、血と戦闘に満ちた魔界。
悲鳴の途絶える日は無く、異界から現れた者たちが闊歩する場所!
思っていた通りだ。私より強い敵がいる。そして私を呼び出した声の主は私を戦場へ導いてくれるだろう。
バルカは久しぶりに血が沸き立つのを感じ、自分を呼んだ者の手を掴んだ。
その者の名はサモナー"ルム"。
これから共に血の戦場を駆け巡る、かけがえのない親友だった。
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イッキー・ザ・ビッキー [古代図書館]

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"フィ~ホ~フィフリホ~"
"歌ってないで集中しろ。しっかり点検したか、後で確認するぞ。"
"はいはい、分かったってば!小言ばっかり言うならあっち行ってよ、ラム!"
とにかく、声の大きさだけは古代図書館イチなんですよ。その分仕事も完璧にしてくれればいいんですけど。
加熱炉の中にすっぽり入ってしまうあの小さな体が頼りなくて…心配でたまりませんよ。
"今度の会合では絶対にミスは許されない。"
"今度のマシンは絶対大丈夫だって。見てよ。名づけて、MK-ll!"
"MK-ll?"
"うん!前の会合で使ったMK-lを改造したの。カッコいいでしょ?"
"MKの意味は知ってるのか?"
イッキーの紅い瞳がふっと揺れて、空を漂います。本当に分かりやすい子ですよね。
本当は、MKに隠された意味なんて無いんです。でも、イッキーも深く悩んで付けた名前のはずもありません。
"…ちょっと、あんたは黙ってて!"
私は何も言っていません。
"意味なんてどうでもいいでしょ?カッコ良ければいいの。必要なら後から意味を付ければいいじゃん。MKは…えーと…ん~…"
"私が考えてあげようか?"
"あたしが考えるからいい。あんた、そうやってふざけてると…"
がばっと立ち上がったイッキーが鼻息を荒くしながら近寄ってきます。手に工具を持っているので、
できるだけ早く逃げた方が良さそうですね。
"カエルにしちゃうからね!"
カエルになるのはとても辛い事ですが、今の私はカエルになってでも会合場まで追いかけて行きたい気持ちです。
どうか、今回の会合ではあの大きなマシンを使うことが起きませんように。
どうか、古代図書館の皆が無事でいられますように…。
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スミラ [セカンドパクト]

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忘れるな!召喚の道を歩む子供たちよ!
召喚に応じない小物にお前の慈悲を与えることなく、
生の喜びを得るために必要な犠牲をためらうな。
振りかざせ!支配の輪を持つ子供たちよ!
お前以外の生を憐れまず、お前以外の災いを恐れず
お前以外の罪を許さず。お前以外の罰を認めるな。
立ち上がれ!精霊の魂を飲み込んだ子供たちよ!
迫りくる会合の日、飢えたお前たちのための晩餐が用意される。
幼い精霊の首を噛み切り、お前たちの渇きを癒そう。
悲鳴を吐け!苦痛に泣き叫べ!
ただ死のためにお前の全てを懸けるのだ!
偽善者の汚れた心臓に爪を刻み込んだ者には
再び、セカンドパクトが約束した絶対的な力が与えられるだろう!
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帰って来たレイジン[テラコッタ]

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その日、皆が眠りに付いた夜。
テラコッタのリーダー、アイリスの部屋から光が漏れていた。
綺麗に手入れされたマレリートはデラリオンの光を宿し、紫の布が敷かれたテーブルの上には二つのカップが置かれていた。
カップの中に浮かぶ花びらがゆっくりと開き始める頃、部屋を照らすろうそくの火が揺れ、黒い影が姿を現した。
"ようこそ。お待ちしておりました。"
アイリスは待ちわびていたように訪問者を迎え入れた。ゆっくりと姿を現した訪問者は
濃い緑のローブをまとった、若いレイジンだった。
"あなたがお好きなお茶を用意しましたよ。"
"…いいえ。ここでお話しします。"
椅子を勧めながら微笑んでいたテラコッタのリーダーの表情が硬くなる。だが、レイジンは気にせずに彼女の目を見つめた。
"テラコッタをしばらく離れようと思います。"
"それがあなたの決断ですか?"
レイジンは黙って彼女を見つめた。
視線を受けたアイリスは頷き、レイジンから窓へと視線を変えた。もう答えは受け取っていたからだ。
レイジンはそっと踵を返した。別れの挨拶は終わった。無言での見送りは彼女の最後の配慮なのだろう。
"…最後まで私の名を呼んでくれませんでしたね。"
"あなたは…もうアイリス様ではありませんから。"
アイリスは応えなかった。これがレイジンの記憶に残る彼女の最後の姿だった。
惑わされたようにあの時のあの場所を探したレイジンは周囲を見回した。
部屋は空だった。紫の布が敷かれたテーブルには埃が積もっており、ろうそくは溶けて燭台にこびりついていた。
もう、彼女はいない。いや、あの時もいなかった。
"最初から、何もなかったんだ。"
答を探すために超越を成し遂げようとした。無限に続く超越の世界で真理を探すために。
だが、その中で見つけたのはこの上なく冷たい現実だった。
"誰のためのテラコッタなんだろう?"
また行われる会合。彼女とそう変わりない立場で同じ状況を迎えた私はどうするべきだろうか?
もしかしたら、彼女も自分と同じく何の答も見出せていなかったのかもしれない。
だったら…
"私も彼女のように舞台に上がるしかありませんね。それがあなたの計画ならば。"
聞く者はいなかったが、誰かが聞いているかのように呟いたレイジンはしばらく虚空を睨みつけてからその場を離れた。
あの時、ここにいた彼女のように。
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