ミラーアラド
懐かしのダンジョンが一挙復活
9/16~10/7まで期間はオープン記念として、1日10回まで入場可能。 さらに経験値も通常より多く取得できます。
ミラーアラドとは
アラド大陸に突如出現した『次元の亀裂』。
これにより大転移以前の街『ウェストコースト』との行き来が可能となった。
ウェストコースト入場方法
ウェストコーストへは、アンダーフットの船着き場にある入場ゲートより移動します。
ウェストコーストからは、大転移以前の計50ダンジョンの中から、ランダムで選ばれたダンジョンに入場することができます。
- ※レベル55以上のキャラクターが入場可能です。
ミラーアラドでプレイできるダンジョン(一部)
オープン記念キャンペーン
オープン記念として期間限定で1日10回まで入場可能。さらに経験値も通常より多く取得できます。
キャンペーン期間 | 2015年9月16日(水)~2015年10月7日(水)メンテナンス前まで |
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ストーリー
次元の亀裂
ロードナイトアニスは巨大なクルミの木の下で正座し心を落ち着かせていた。しかし不安から、剣と盾を手放すことはできなかった。
極度に緊張しているように見える。夕方に聞いたふくろうの大きな鳴き声が彼女の心を揺さぶっていた。
闇に隠れ息を殺し、自らの存在を絶対に表に出さないふくろうが、声を出して鳴くのはこれほどなく不吉であった。
気持ちが落ち着かず集中できない。アニスはこれ以上の修練は難しいと判断し立ち上がった。こういう時は剣と盾を振り回す単純な
基礎訓練が最も効果的だと思えた。アニスが剣で体を支えながら立ち上がった時、彼女は自分の目を疑うほかなかった。
巨大な金色のライオンと後光の差した女性が目の前に立っていたからである。何の気配も感じることはなかったのに。
与えられた任務
アニスの頭は極度に混乱していたが、これまでの人生を修練に捧げてきた肉体は自然と剣と盾に手を伸ばし、戦闘態勢を整えていた。
アニスはこの二人はいわゆる「モンスター」ではないということを直感していた。
しかしその重圧感にひどく違和感を覚えていた。ふいに金色のライオン、メメットが口を開いた。
「この子はいつもこんな反応だな…」
光に包まれた女性、ネメルが答える。
「大亀裂を通り過ぎるたびに記憶が消えてしまうようです。いくら私の化身といっても大亀裂の間を走り周るのは容易ではないのでしょう。」
女性の温かい声を聞いたアニスは、彼女が「自分たち」に任務を与えたネメルであることを悟り、あわてて剣をしまった。
「ネメル様。これはどういうことでしょうか…。 またお二人と私に与えられた任務を忘れてしまったようです。」
ネメルが首を縦に振りアニスをなだめるように言う。ネメルの声は先ほどよりさらに温かく感じられた。
「長い時間、大亀裂を歩けば、何か一つくらい忘れるものです。心配する必要はありません。 アニス、あなたは「任務」だけを
覚えていれば良いのです。」
任務? アニスは何も思い出せなかった。頭の中には真っ暗なカーテンが引かれている。いくら思い出そうとしても思い出すことができない。
再び目にした「最後の時間帯」
アニスが表情に苦痛をにじませると、またメメットが冷たい声で言った。
「この子はどうしてもあの恐ろしい記憶から逃れたいらしいな。さあ行きな。もう一度見せてやろう。」
メメットがそう言うとアニスの身体は徐々に重くなり、異空間に吸い込まれていった。そして再び目を開くと、宇宙が滅亡を迎えていた。
星は一つ二つと光を失い消えていく。無残な光景が目の前に広がり、ほどなく彼女の記憶は完全によみがえった。
アニスが10歳の時から、ふくろうの鳴き声が聞こえるたびにメメットとネメルが彼女の前に現れた。この二人はアニスとともに数次元を
歩き回り「最後の時間帯」を探索した。確認できた全ての「最後の時間帯」で、星と惑星は全滅しており宇宙は終末を迎えていた。
滅亡を阻止するための動きがなかったわけではない。各次元ごとに強力な守護者や英雄、冒険者、さらには神々すら現れたが、
それでも結果は同じであった。
偉大な意志
これまで確認した次元の数は数百に及ぶ…。これで確信した。消えていく星々を悲しい目で見送るアニスが力なく言う。
「この滅亡への道をいまからではどうやっても止めることはできません。」
ネメルが黙々と答える。
「いいえ。まだ希望はあります。だから私があなた方に使命を与えたのです。偉大な意志を探してください。これが唯一の方法です。
このおぞましい結末を防ぐには、偉大な意志を…彼らを本来の姿に戻すことができれば不可能ではありません。」
最後の星が消滅すると同時にネメルは話し終えた。いや彼女は、話し続けることができなかったのだ。それでもネメルはアニスに
もう一度訴えたかった。だがアニスの意識はどんどん遠ざかり、ネメルの声はもう届かなかった。
アニスは目を開き、周囲を見渡した。ネメルとメメットは消滅していた。しかし先ほどまでとは違い、頭の中に「任務」がはっきり浮かんでいた。
NPC
登場キャラクター
-
- アニス=バインスタイ
- ネメルの意志を受け継ぎ別の世
界へと繋がるゲートを管理してい
る。
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- イリア
- ミラーアラドのアラド大陸を徘徊し
カロソの破片の捜索をしている。
-
- ロリアン=コルナロ
- コルナロ一族の一人娘である。貴
族の退屈な生活が嫌で家を飛び
出し、ウェストコーストに留まって
いる。魔法学校を首席で卒業す
るほど魔法に才があるが、いた
ずら目的でのみ使っているようで
ある。
-
- カゴン
- ウェストコーストには旅費を賄うた
め留まっており、セリアのいるウ
ェストコーストを離れられずにい
る。
-
- ミンタイ
- クニライの啓示を受けたシャーマ
ン。オルカを追ってウェストコース
トにかわいい装身具を買いに来
た。
-
- オルカ
- バンドゥ族を守るためなら命も厭
わない部族長。ブワンガの命で
バンドゥ族再建の物品を調達す
るために、ミンタイとともにウェス
トコーストにいる。
-
- ロトン=マクシマーグ
- ヘンドン・マイヤー出身で皇室錬
金術協会会長を歴任。現在はウ
ェストコーストで自らが発明した
解体機で冒険者たちを支える
研究生活に没頭している。